上伊那振興局 重点テーマ内定

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県上伊那地域振興局は13日までに、上伊那の県現地機関と組織横断的に取り組む重点政策テーマに、「リニア中央新幹線の開業を見据えた地域づくり」「上伊那地域の将来を担う人づくり」の2項目を内定した。当面は、リニア開通を見据えた交通手段の基礎調査、上伊那の観光拠点をめぐるモビリティー(乗り物)運行の実証実験などに取り組む考えだ。長期的視点に立ちつつ、日帰り客主体の通過型観光や圏域外への人材流出などの地域課題に対応していく。

同振興局では、リニアが開業する10年後を展望し、交流人口の拡大による観光振興や移住定住の促進を図るための施策などを検討していく。自治体や商工観光団体などからの要望が強いのが、飯田市に設置予定のリニア県内駅と上伊那とを結ぶ道路網の構築、バスや列車などの2次交通の整備だ。同振興局は、交通課題をめぐる論議を進める参考資料となるよう、各種交通機関を用いての来訪見込みなどをシミュレーションする調査事業に取り組む。

上伊那の観光拠点をめぐるモビリティーの確保に向け、一定期間運行する実証実験に取り組み、運用効果を検証する予定。海外からの誘客を図るため、海外旅行業者に魅力を伝えるツアーなどを進めていく考えで、「海外を含む観光客の受け入れ態勢の構築を図り、10年後のリニア開業に対応できる地域を目指す」。

「将来を担う人づくり」では、地元出身で県外在住の学生らに対する就職支援、若手農業者らに対する研修の充実などにも取り組む。

堀田文雄局長は「職員にとっては今まで(地方事務所)の仕事とは異なり、チャレンジの部分が出てくる。失敗を恐れず、守りに入らずに進めていきたい」としている。

重点政策テーマは県内の10地域振興局ごとに設定する。17日の県部局長会議で正式決定する予定だ。

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