今年の世相「中の中」 岡谷で辛夷の花占い

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例年よりも開花が遅れ、二分咲きの状態のコブシ。開いた花を見上げて世相を占う西堀名木保存会の会員

岡谷市の西堀名木保存会は13日、同市堀ノ内の横河川沿いにあるコブシの花で世相を占う「辛夷(コブシ)の花占い」を行った。開花状況は例年より1週間ほど遅れており、二分咲き程度だったが、会員ら約30人が花を見上げて話し合い「中の中」とした。

コブシは県道下諏訪辰野線の横河川橋から約60メートル下流の右岸にある。毎年、花の開花状況や向きなどで世相を占っている。かつては「名木辛夷」と呼ばれる樹齢300年余の大樹があり、地域の人々が開花時期に集まり「花の向きが上向きなら豊作、下向きなら凶作」などとその年の収穫を占っていたという。現在の木は2001年に新たに植えた”2代目”で周辺の宅地化で農家が減ったことから、1年間の世相を占っている。

今春は気温の低い日が多く、コブシは6日にようやく咲き始めた。まだつぼみが多く、花の向きの見極めも難しかったが、参加者から「今後の期待も込めて」といった声も上がり、「中の中」に落ち着いた。

最も古い占いの記録は1963年だが、新たに61年に占い後の直会のために注文したとみられる日本酒の納品書が発見され、この日、会員に報告した。

保存会の武井邦人代表世話人は「コブシはこれからきれいに咲いてくれると思う。平和でみんながまとまる地域であったり、世の中であったりしてほしい」と話していた。

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