茅野市神之原広田 県が大規模ほ場整備

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ほ場整備工事が始まる茅野市神之原の広田地籍

県は8月、茅野市神之原広田地籍のほ場整備工事を始める。不整形な農地を区画整理して生産性を向上し、耕作放棄地の解消や農地の貸し借りを促進する。来年5月の供用開始、2019年度の事業完了を目指す。茅野市も20年度の完成に向けて、県道上槻木矢ケ崎線から諏訪中央病院までの市道改良工事を進め、周辺の環境整備を進める。

広田地籍のほ場整備は、市内全域で行われてきた「県営中山間総合整備事業」の一環。市農林課によると、09年度以来で、市内最後の大規模なほ場整備になる見通し。

県諏訪地域振興局農地整備課によると、対象面積は東海大諏訪高校東側に広がる約18・2ヘクタールで、このうち受益地は約15ヘクタール。地権者は約65人。不整形な農地で大型の農業機械が入らず、高齢化も進んでいるため、半分以上が耕作放棄地になっているという。

県は、15、16年度に設計業務や換地計画を策定。工事は来年の作付けに間に合うように進める計画で、田んぼや畑は現在の152筆から85筆に集約される予定だ。また、新たにA・コープサンライフ店敷地に接続する道路が整備され、ほ場整備区域側からアクセスできるようになる。事業費は約3億円を見込む。

市の市道改良工事は、県道上槻木矢ケ崎線から東海大諏訪高校上を経てほ場整備区域内を通り、諏訪中央病院第2駐車場、市道諏訪中央病院線に接続する約860メートル。現在の幅員6~7メートルを9・25メートル(うち片側歩道2・5メートル)に拡幅する。

上槻木矢ケ崎線と市道が合流する交差点は、道路がX字に交わる現在の変則四つ角からT字交差点に改良して、安全性を向上させる。市は15年度に詳細設計、16年度からは用地買収を進めていて、今年度着工する方針だ。事業費は精査中。

県と市はともに「地権者でつくる『広田地籍ほ場整備実行委員会』と協議をしながら進めていく」としている。

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