農耕の春の到来告げる 諏訪大社上社で御頭祭

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諏訪大社上社前宮境内の最期の上り坂を進むみこしの行列

神前に鹿の頭をささげて五穀豊穣を祈る諏訪大社の御頭祭が15日、茅野市安国寺の上社前宮で行われた。氏子や観光客が見守る中、御霊代を運ぶみこし行列が諏訪市神宮寺の上社本宮と前宮の間をあでやかに往復し、諏訪地方に農耕の春の到来を告げた。

白丁や黄色い衣を身にまとった茅野市泉野地区の中道、槻木両区の氏子が薙鎌や矛、のぼり旗を手にし、みこしを担いで本宮を出発。諏訪大社の諸行事に奉仕する御頭郷を担っている諏訪市中洲、湖南両地区の大総代、氏子ら約200人が行列をつくり、小雨の中、約2キロ先の前宮を目指した。

御霊代が到着した前宮では神事が行われた。神前に鹿の頭部の剥製や農産物、魚などをささげ、豊作を祈った。みこしを担いだ伊藤研一さん(51)=中道=「無事務めを果たすことができて良かった。達成感があります」と話していた。

御頭祭はかつて、3月の酉の日に行われていたため、「酉の祭り」とも呼ばれている。

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