2017年04月18日付

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各地の小学校で新年度が始まり、そろそろ半月。緊張気味に入学式を迎えた1年生も学校生活に慣れて、当初は静かだった教室もだいぶにぎやかになってきたのではないか。子どもたちは、新しい環境の中で、日を追って成長していく▼小学校で楽しみな時間の一つが給食。小学校の4月の話題「給食スタート」の記事には、時折、「給食列車」という言葉が出てくる。給食当番が分担ごとに決められた順番で並び、給食室から牛乳やおかず、食器を教室まで運ぶ列のこと▼ある小学校の1年の最初の「給食列車」の話。児童それぞれが各自の役割を確認し、20人の列車になって出発した。給食室前で「給食の先生、いただきます」と声をそろえ、担任の先生から「牛乳はここ」「食器の当番さんは誰ですか」と、運ぶ段取りなど説明を聞いた。狭い給食室前では、ほかのクラスの給食列車とすれ違いも体験▼教室に戻ってみると、2箱あるはずの牛乳が1箱しかない。牛乳当番さんは給食室へ取って返した。先生は別の1人の児童に、「ちょっと給食室へ見てきて」と声を掛けたが、その子は勘違いして、当番さんを呼び戻して来てしまった▼列車が出発して25分後。いろいろ乗り越えて配膳を終え、みんなで「いただきます」。多くは、まだ口にマスクを着けたまま。小声で「おいしい」と話していたあのクラスの給食も、今では元気な声が響いているだろう。

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