黒曜石採掘坑を原寸大再現 下諏訪町埋文センター

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下諏訪町は22日、諏訪大社下社秋宮近くにある町の旧埋蔵文化財整理室を改修して整備する埋蔵文化財センターの概要を、町議会全員協議会に示した。国史跡「星ケ塔遺跡」の黒曜石採掘坑を原寸大で再現するジオラマ(模型)などを展示し、同遺跡の黒曜石を中心に旧石器時代から中世までの遺構や遺物を紹介する施設とする。

鉄骨一部鉄筋コンクリート地上2階地下1階延べ約500平方メートルの現建物を改修して使い、1~2階の吹き抜け構造で設置する採掘坑のジオラマが中心。幅3メートル、奥行き2メートル、深さ3メートルの大きさで、遺跡現地に残る貴重な縄文時代晩期の採掘坑を再現する。1階には日本地図をグラフィック化し、北海道から東海・北陸まで、下諏訪産の黒曜石の流通が分かる展示をする。

2階には町内出土の旧石器時代から中世にかけての埋蔵文化財や、隣接地にある県史跡で諏訪地方唯一の前方後円墳「青塚古墳」の模型を展示。ベランダから同古墳が見渡せる見学場所を設ける。地階は映像を使った学習室。屋外には体験コーナーを設け、黒曜石を使った矢尻作りや採掘体験を検討する。

町では来年度一般会計予算に約1億5500万円の費用を盛っており、同年度内の開館を目標とする。隣接する諏訪湖時の科学館儀象堂との一体的な利活用を図るなどし、「周辺エリアを下諏訪町の歴史が体験できるゾーンとしたい」との方針も説明した。

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