写真家河野宏美さん 富士百景100作達成

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友情で結ばれた「富士百景」を前に語り合う河野さん(右)と田中さん=伊那市福島の「ひろ節」

伊那市東春近出身の写真家河野宏美さん(71)=神奈川県平塚市=が富士山を被写体に撮り続ける「富士百景」が今年、100作を達成する。2014年10月から同市福島のそば店「ひろ節」で、作品を入れ替えながら常設展示して発表。古里の幼なじみで同店店主の田中淳尋さん(71)の協力も得る中で、友情の懸け橋とも言える作品群が節目を迎えた。

「生まれ故郷で作品を発表したい」という河野さんの願いを田中さんは快諾。年3回、12点ずつ作品を入れ替えながら店内を季節に合った富士山の写真で飾ってきた。

19日から100作達成を記念した展示が始まった。「今回は絵はがき 的ではない作品を集めた」と河野さん。1月に静岡県富 士市で撮影した朝焼けに染まる紅富士や、3月に山中湖 畔で撮った夕焼け雲がまる で噴火のように錯覚す る景色など、偶然の一瞬をとらえた作品が並ぶ。

車中泊しながら各地のポイントを回り、朝夕のタイミングを図って撮影。「狙っては撮れない、自然との遭遇。これがあるから、性懲りもなくまた足を運んでしまう」と笑みがこぼれる。

父親の影響で写真を始め、専門商社を退職後に本格的に活動を開始。ライフワークの「富士百景」は代表作となり「主役は富士山だが、雲次第でどうにでもなる。最高の引き立て役。今回ひとつの目標は達成できたが、今後もこだわって撮り続けたい」と意欲を語る。

撮りためた写真は、希望があれば古里の社会施設などで飾ってもらいたいとも考えている。問い合わせは河野さん(電話090・3687・1821)へ。

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