懐かしの”縁側交流”復活 富士見町社協

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民家の縁側でお茶を楽しむお年寄りら

富士見町社会福祉協議会は、民家の庭先にテーブルと椅子を持ち込んで近所のお年寄りが気軽に寄り合う「出張えんがわ(縁側)サービス」を始めた。地区や町社協が開く交流サロンの会場まで訪れることが難しい人たちのために、身近な場所へ出向いてお茶飲みの場を設ける初めての試み。初回を19日に机区内で開き、近所のお年寄りら10人が集まり、好評だった。

「えんがわ」事業は、かつて家々の縁側で見られた近隣住民の歓談をヒントに、地域内の民家や公共施設、商店などの軒先に椅子を置いて住民が気軽に触れ合う居場所をつくる仕掛け。全国各地で取り組みが広がっており、町内でも一昨年から普及を始めた。

町社協は今年、旧落合小学校に地域福祉係の拠点を移したことをきっかけに、同小へ近隣住民を招いてお茶飲み交流を始めたが、坂道を歩くのが大変だったり、家族の介護で家を空けられなかったり、と「外出したくてもできないお年寄りが多いことが分かった」(同係)。そこで地元住民の協力を得て、民家で「えんがわ」事業を行うことにした。

お年寄りらは、漬け物や寒天の寄せもの、おはぎなどを手作りして持ち寄り、事業の名の通り、縁側にテーブルを広げて歓談。「家からすぐ近くなので参加できた。皆の顔を久しぶりに見られた。これからもこうした場があるとうれしい」と笑顔を見せていた。

同係では、「住民の要望があれば応えたい。地域の人たちが、自主的に寄り合ってお茶飲みを楽しむきっかけが提供できれば」としている。

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