2017年04月23日付

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信長、秀吉、家康3人の性格を言い表したものとして、鳴かないホトトギスをどうするかという川柳が有名だ。信長は「殺してしまえ」で短気と気難しさを、秀吉は「鳴かせて見せよう」で好奇心の旺盛さと人たらしぶりを、家康は「鳴くまで待とう」で忍耐強さを表現している▼江戸時代後期の平戸藩主・松浦清が隠居後に書き綴った随筆「甲子夜話」に、詠み人知らずの川柳として載り、天下人とホトトギスのたとえとして広く知られる。不謹慎と言われるかもしれないが、連日流れる北朝鮮を取り巻く報道に接してこのたとえ話が浮かんだ▼対立する相手国との外交は神経戦とも言える高度な駆け引きの世界。単純にトップの性格だけで事態が動くことはないだろうが、北朝鮮も米国もいろいろな意味で個性的な指導者だから、この先どうなるかは凡人には予測不可能だ▼政府が都道府県の危機管理担当者を集めて弾道ミサイルに関する説明会を開き、県もホームページで情報提供を始めた。Jアラートによる緊急情報が流れたら屋外にいる場合は近くの頑丈な建物や地下街などに避難する、屋内にいる場合はできるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する―など▼ミサイルが飛んでくるというのは簡単には想像できない状況だが、万々が一もあると考えねばなるまい。困ったことに自宅で窓のない部屋と言えば押し入れの中くらいしかないが。

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