信大工学部 硬化成形機を導入

LINEで送る
Pocket

信州大学が諏訪圏サテライトキャンパスに導入した「オートクレーブ」。成形されるCFRPを手にする中山昇信大工学部准教授(左)

信州大学工学部は23日、岡谷市中央町のララオカヤ内にある諏訪圏サテライトキャンパスに導入した炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などを硬化成形する機械「オートクレーブ」を公開した。小型ロケットの打ち上げを通じてものづくり技術の高度化を図る「SUWA小型ロケットプロジェクト」でも積極的に活用していく考え。

CFRPは炭素繊維と樹脂との複合材料で鉄やアルミなどの金属材料よりも軽く、強度が高いのが特長。素材成形のためのオートクレーブは、炭素繊維などに熱を加えると硬くなる性質を持った樹脂など8枚の素材を積層して加熱し、CFRPを作る。

信大が導入したのは航空宇宙用。炉内の温度を400度まで高めることができ、成形できる素材の幅が広く、硬度などの品質を高めることができる。CFRPと同じ性質を持ちつつ、加熱すると軟化し、冷却すると固化する炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)も成形できる。

導入費用は1800万円で国の地方創生加速化交付金を活用した。

小型ロケットプロジェクトではCFRPなどをロケットの機体として活用していくことを目指しており、今後の取り組みの中で積極的に活用していく方針。CFRPの加工、CFRP同士や異なる素材との接合技術の研究を行い、ロケット製作や参画するメンバーの技術力向上につなげていく。

おすすめ情報

PAGE TOP