諏訪市が商業棟3階購入へ 上諏訪駅前開発

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諏訪市は26日の市議会全員協議会で、民間会社「諏訪駅前開発」が手掛けるJR上諏訪駅前開発事業で建設される商業棟3階の床を市が購入する方針を明らかにした。3階には市が設置する公共スペースや放送大学(千葉市)の長野学習センターが入る予定で、取得費用は今後協議する。開発区域に隣接する市営市民会館前駐車場は開発に合わせて廃止する考えを示した。

市はこれまで公共スペース部分は賃借で入居する考えを示していたが、平林隆夫副市長は「予想される賃貸料と市の財政を総合的に判断した」と述べた。市は賃借だと、概算で年4000~5000万円の家賃を支払うことが想定されると説明。使用期間を30年と見込んだ場合、費用面を考慮し「買い取った方がベターだと判断した」とした。

市は、3階の床面積は2600平方メートル程度になる見通しとし、一部を放送大学側に貸す方針と説明。市設置の公共スペースの活用方法は5月に始まる市民のワークショップで検討する。

市民会館前駐車場は老朽化が進み、市と事業者の協議で開発に合わせて解体することが望ましいと判断。民間に所有を移した上で解体し、駅前開発で建設する住居棟の入居者専用の駐車場を建てる方針。

市は全協で開発に伴う土地の権利関係も説明。新住居棟や解体方針の市民会館前駐車場の土地は事業者所有になるため、現在、市が所有する同駐車場の土地(約1090平方メートル)と旧スワプラザの一部に持つ土地(約640平方メートル)を合算して、事業者の土地と交換する。

開発区域のうち、同駐車場と住居棟以外の土地は諏訪駅前開発と共有。諏訪駅前開発80%、市20%の持ち分案分で共同所有するとした。持ち分の面積は不動産の鑑定評価などをした上で決める。市企画政策課は「地権者として駅前開発に関与していきたい」とした。

開発事業で諏訪駅前開発が建設するのは商業棟と住居棟の計2棟。7月から準備工事、秋ごろに本体着工する予定で、2019年春の完成を見込んでいる。

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