昭和32年に製糸工場見学の児童版画集 岡谷

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昭和30年代初めの製糸工場の様子が伝わる版画集

岡谷近代化産業遺産を伝える会(宮坂春夫会長)は28、29の両日、1957(昭和32)年に市内の製糸工場を社会見学した小学校3年生が作った版画集を岡谷市中央町のほっとサロン心和2階で展示する。版画には当時の製糸工場の様子が生き生きと描かれており、伝える会では「製糸文化の貴重な記録。大勢の人に見てもらえれば」と呼び掛けている。

展示会は「昭和32年小井川小学校3年2組製糸工場版画集展」。児童の一人が大切に保管していた版画集が岡谷蚕糸博物館に寄贈されたことを受け、伝える会が45人分の全作品をコピーして展示する。作品は22センチ×17センチの大きさ。版画集の中に収められた作文から、当時小井川小の学区内で操業していた吉田館か丸興若宮の工場を見学し、ゴム版で作った版画とみられる。

版画からは7条繰りの糸取りの様子がわかるほか、繭から糸を取る工女の姿が生き生きと伝わってくる。作文の中には「(工女さんのような)すばしっこい手になりたい」「糸取りに行きたい」といった感想も書いている。

伝える会の宮坂会長は、「当時の製糸工場の様子を生き生きと伝えてくれる作品。貴重な記録だと思う」と話している。

版画集の展示は、29日に市内で開かれる「シルクフェアinおかや」の一環。会場では伝える会が昨年度研修した長野市松代と下諏訪町萩倉の製糸遺産見学の写真と報告も展示している。

展示時間は28日が午前11時~午後5時。29日は午前9時~午後3時。入場無料。

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