自然保育を考える こどもがまんなかin茅野

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茅野市を拠点に親子で自然遊びに取り組む「のいちご会」など子育て4団体が28日、自然保育を考える「こどもがまんなかin茅野」を同市塚原の市ひと・まちプラザで開いた。子育て中の母親や民生児童委員、市職員ら約60人が参加。信州型自然保育「信州やまほいく」認定制度に理解を深めたほか、自然保育で移住者を増やし、休園を回避した伊那市の高遠第2・第3保育園の事例を学んだ。

県県民文化部次世代サポート課の竹内延彦さん(50)が「信州やまほいくで大切にしていること」を説明し、続いて高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会の伊藤岩雄会長(66)が「地域で支える自然保育の取り組み」を紹介した。同会の設立に携わった保護者の林洋子さん(42)は自然保育の魅力を語った。

同園(定員45人)は園児数の減少に伴い、伊那市の規定に基づいて2014年12月に休園方針が示された。存続を願う林さんら保護者と地域住民は15年6月に考える会を発足。県の認定を受け自然保育を推進し、移住促進や空き家確保に取り組んだ。1年で9組の移住があり、19人だった園児は現在31人に増えた。

伊藤さんは「保育園がなくなれば小学校もなくなりこの地で子育てができなくなる。地域全体の問題として危機感を持って取り組んでいる」とした。竹内さんは「子育て環境の良さで移住を決める傾向がある」と指摘。林さんは「(自然保育で)先生や保護者の意識が変わり、子どもに外に出て何もないところから面白いことを見つけて遊ぶ力が付いた。継続のためにも認定は不可欠」と語った。

茅野市では公立15園のうち2園の統廃合(休園)が検討されている。会場には存続を求める保護者や地域住民も訪れ、伊那市高遠の取り組みに熱心に耳を傾けていた。

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