宇宙から諏訪湖分かった 油井亀美也さん講演

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宇宙に関する子どもたちの質問に答える油井さん

諏訪市教育委員会は29日、宇宙飛行士、油井亀美也さん(47)=南佐久郡川上村出身=の講演会を市文化センターで開いた。2015年7~12月に国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した油井さんは「宇宙で気づいた大切なこと」と題し、夢に向かって諦めずに努力する大切さを語った。

油井さんはプロジェクターを使って宇宙での活動を報告。ISS滞在中の日本人宇宙飛行士として初めてロボットアームを使って実験装置や日用品が入った無人補給機「こうのとり」をキャッチした作業については、日常用品が不足しているさなかで「結構緊張した」と振り返った。

薬の開発に向けたたんぱく質の結晶作りやイネの品種改良に関する実験をしたと紹介し、「(テレビ映像では)にこにこして何もしていないように見えるかもしれないが、分刻みで仕事をしている」。宇宙から見た地球の画像を示し、「諏訪湖がすぐに分かった」と話した。

子どもの頃に志した宇宙飛行士の夢を大学校時代に諦めかけたという。だが、先輩から「今やるべきことを一生懸命やることで将来の選択肢が広がる」との助言を受け、前向きになれたと振り返った。年齢を問わず誰でも夢は持てるとし、かなえるためには「今やらなければいけないことを頑張って」と語った。

文化センター40周年の記念事業として開き、諏訪地域をはじめ県内外から約850人が来場。油井さんはステージを下りて質問も受けた。子どもたちは「宇宙ステーションから月はずっと丸く見えているのですか」「宇宙で一番おいしかった食事は何ですか」などと盛んに質問。終了後、諏訪市中洲小学校2年の久保寺恵大君(7)は「宇宙から諏訪湖が見えるなんてびっくりした。無重力なこととかがすごい。宇宙旅行をして宇宙食を食べたい」と話した。

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