想像膨らむちっちゃな土器 尖石縄文考古館

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ミニチュアサイズでもきれいな文様を施した精巧な作りの土器

土器作りに励んでいる縄文人たちの会話が聞こえてきそうな土器の企画展「ちっちゃい土器の奥深い世界」が、茅野市尖石縄文考古館特別展示室で開かれている。「大型」「造形美」から視点を変えた珍しいテーマ。「ちっちゃな」土器や子どもの試作品とも見える「ちょっと下手な」土器などを集めた。6月25日まで。

常設展示では取り上げる機会の少ない土器の企画展。縄文時代中期のものが中心で、高さ5センチほどのミニチュアサイズもある。同館によると用途については決まった説はなく、儀礼的な道具や子どものおもちゃ、副葬品などが考えられるという。

小型の土器の中には、大きな土器をモデルに同じような文様を施し、器の内側には漆を塗った精巧な作りの土器もある。「下手な作り」の土器は、形や文様など全体の仕上がりが土器作り初心者を思わせ、粘土の厚みが必要以上にあり土の質感も悪いよう。「下手な」土器の背景には、子どもたちに技術を伝える風景も想像できる。

同館では「縄文時代に生きた人の日常生活を身近に感じることができるのでは。いろいろに想像を膨らませてほしい」とし、来場を呼び掛けている。

月曜休館だが5月1日は開館する。問い合わせは同館(電話0266・76・2270)へ。

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