いろり囲み小津監督語る 無藝荘今季オープン

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いろり端で来館者に小津監督の逸話など語る柳澤さん(右)

日本映画界の巨匠、小津安二郎監督(1903~63年)が茅野市蓼科高原で晩年の仕事場にし、現在は小津監督ゆかりの記念館として同高原に保存されている「無藝荘(むげいそう)」が3日、今季の営業を開始した。11月5日まで100日余りの日程で開館する。

小津監督が蓼科高原で脚本を執筆した山荘。2003年に生誕100年を記念して、元の場所から数百メートルの現在地に移築した。蓼科観光協会が管理し、年間約3000人が訪れる。大型連休中も1日30人ほど来館するという。

初日は、企画責任者で「火代番(ひじろばん)」の柳澤徳一さんが観光客らを迎え、いろりの火を囲んで小津監督との思い出話を語って聞かせていた。

静岡県の加藤恒郎さん(72)は、親類6人で市内の別荘に連休を過ごしに訪れ、初めて来館した。映し出されている映画「彼岸花」(1958年)の一場面に見入り、「パンフレットを見て来ました。(小津映画には)知ってる役者も出ていて懐かしいですね」と話していた。

同市では小津監督を記念した映画祭「蓼科高原映画祭」を今年も7月28~30日の日程で予定している。第20回を数える今回は、節目の企画も計画している。

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