こまタク利用者3割増 平日毎日運行で着実伸び

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駒ケ根市のデマンド型乗合タクシー「こまタク」を運行する市地域公共交通協議会は、昨年度の利用状況をまとめた。運行体制を見直した昨年度下半期の月平均総利用者数は520人で前年度比30%増。平日毎日運行化により着実に利用者数を伸ばしている。ただ目標とする600人には及ばず、事務局の市企画振興課では「まだまだ周知不足」と指摘。今後、高齢者担当部署と連携して周知を図るとともに、専用車両の導入や運転免許自主返納者への支援事業を通じて一層の利用促進を目指す。

「こまタク」は市内巡回バス「こまちゃんバス」の廃止に伴い13年度に導入。自宅から停留所まで乗り合いで送迎する仕組みで、市内のタクシー会社2社に運行を業務委託している。昨年10月には利用者の利便性向上を図るため、週2~3回だった運行体制を平日毎日運行に改めた。

昨年度の運行実績によると、こまタクの利用登録者数は1275人。新規で77人の登録があり、目標の1260人を上回った。月平均の総利用者数は13年度以降、緩やかな増加傾向にあったが、新運行体制に移行した16年度下半期は一気に100人近い伸びを示している。

登録者の増加について、同課は「制度改正に向け、各地で説明会を開いたことが大きな要因」と歓迎。一方で純利用者に占める男性の割合は14%と少なく、「男性の中には相乗りを嫌がる人もいる。高齢男性の利用をどう増やすかが課題」と指摘する。

利用者の増加を図るため、市では高齢者の担当部署が連携し、個別に利用を呼び掛けていく考え。併せて今年度導入した運転免許の自主返納者に対する支援事業もPRし、返納者にこまタクの乗車券1万円分を交付することで利用につなげていく。

また運行を視覚でアピールするために、県の補助金を活用して専用車両1台を購入する計画。運行費を含めた事業費は約530万円。新車両は従来のものより車内空間が広く、車体にはラッピングを施す予定といい、夏ごろの導入を目指している。

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