障がい者がバラの香り袋 フロンティア蓼科

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オリジナル商品のバラテトラを前に来場を呼び掛ける関係者

茅野市郊外の蓼科中央高原で6月、バラの摘み取りや香りを楽しむ「ローズヒーリング・ツアー」が開かれる。主催の市民団体「美しの蓼科」に参画する化粧品メーカー「フロンティア蓼科」(山崎靖子社長)は、イベントに合わせて販売を開始するオリジナル商品「バラテトラ」の製造を、就労継続支援B型事業所「ぴっぴ」(富士見町境)に委託した。山崎社長は「障がい者の皆さんに外に出る機会を提供したい」と話している。

イベントは初企画で、蓼科の自然と景観を保全し、地域の活性化に貢献することが目的。国道299号(通称メルヘン街道)沿いのバラ園や菜園、カフェなどを会場に6月の1カ月間、バラの収穫体験や育て方教室、エディブルフラワー(食用花)の摘み取り、ローフード・ハーブティー教室、コンサート、スタンプラリーを繰り広げる。

山崎社長は、知的障がい者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス」を機に、障がい者を招いて開く音楽イベント「蓼科高原みずなら音楽祭」(昨年終了)の運営に携わった。今回の会場の一つでもあるカフェ「花ファクトリー」で販売されているぴっぴの商品を見て、地域貢献につなげたいとオリジナル商品の製造を依頼した。

バラテトラは、乾燥したバラの花が入ったテトラ型の香り袋で、お風呂に入れて入浴剤としても使用できる。化粧品購入者の記念品とするほか、イベントで1個600円で販売する予定で、当面は1000個以上を製造する計画。ぴっぴは綿麻布をミシンで縫い合わせ、袋に入れる仕上げ作業を担当する。

ぴっぴによると、同事業所には20~70代の利用者約15人が通う。縫製品やクッキー、犬用グッズなどを製造・販売している。工賃は月1~3万円という。職業指導員の山越典子さんは「仕事が継続してあることがありがたい。利用者の皆さんの仕事に対する張り合い、生きがいにつながります」と話している。

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