子どもらの素直な俳句に電車待つ 信濃境駅

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JR信濃境駅待合室に展示されている境小児童の俳句

富士見町境のJR信濃境駅待合室に、地元の境小学校の児童が作った俳句が展示されて9年になる。子どもたちの素直な気持ちが詠まれており、駅を利用する地元住民らと心の交流のひとときになっている。

同校では教育の一環として、子どもたちが表現活動を通して、自然を見つめる目や感性を育む俳句作りが受け継がれている。季節や学校行事などのテーマに沿って児童たちが俳句を作り、校内の投句箱に入れる。投句は自由だが、俳句を作るのは難しい1年生を除く2~6年生の7~8割が寄せるという。投句された全作品は校内に展示する。

駅待合室での展示は2008年、「子どもたちが作った俳句の心の輝きを多くの人に知ってほしい」と、地元住民が同駅に額を設置したのがきっかけで始まった。児童の投句の中から同校が25点前後を選んで、短冊にしたためて額に掲示している。

現在は「祝卒業」と題して、今春卒業した6年生が詠んだ「さようなら思い出深い境小」「卒業だ中学いってもがんばるぞ」「ありがとう桜まいちる学び舎(や)よ」など23作品を掲示している。

同駅の地元の進藤幸子さん(75)は「電車の到着を待つ間に読み、楽しみにしている。子どもたちの気持ちが伝わってきていい」と眺めていた。

飯田八重子校長は「読んだよと地域の方から声を掛けてもらうこともある。子どもたちの活動を発信する場でもあり、続けていきたい」と話している。

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