養命酒の生薬「地黄」 特産品へ試験栽培

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生薬・地黄の根株を植え付ける組合員ら

駒ケ根市の農事組合法人「福岡」(吉澤道男組合長)は7日、養命酒製造駒ケ根工場(同市福岡)と協力して試験栽培している生薬「地黄(ジオウ)」の植え付けを地元で管理している畑で行った。組合員や同工場の職員ら15人ほどが参加し、作業に汗を流した。

組合側は農業の6次産業化やコメの減反廃止対策などの農業振興を、養命酒側は原材料の国内調達の可能性を探る狙いで協力。同工場が技術協力を行い、地黄のほか、「益母草」(メハジキ)の試験栽培にも取り組んでいる。

地黄はゴマノハグサ科アカヤジオウの根茎。増血作用をはじめ血行障害やホルモン分泌障害などに効果があり、貧血や虚弱体質の改善などに用いられる。「薬用養命酒」にも主要14生薬の一つとして使われている。

試験栽培は10アールの畑に、根株6000本ほどを定植。昨年は約1トンを収穫した。品質は問題なかったものの収量が少なめだったといい、今年は水はけを良くするため高畝にするなど環境を改善し、収量増を目指す。収穫は11月下旬から12月上旬になる見込み。収穫後は乾燥、加工して同社へ納める。

組合員らは昨年収穫した根を長さ5~10センチほどに切り分けると、約20センチの間隔で根株を植え付けた。吉澤組合長は「栽培が成功し特産品として定着すれば、地域と企業の双方にメリットが生まれる。試行錯誤を重ね、生産性、採算性を両立できる福岡モデルとしての栽培方法を確立したい」と話している。

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