諏訪湖創生ビジョン策定へ 県、本格議論スタート

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県は12日、諏訪湖の総合計画「諏訪湖創生ビジョン」の策定に向けた第1回諏訪湖創生ビジョン会議(座長・中島恵理副知事)を諏訪市の豊田終末処理場「クリーンレイク諏訪」で開き、本格的な議論を始めた。諏訪湖の将来像を示す長期ビジョンは9月に作成し、水質保全、生態系、まちづくりの三つの観点から現状の課題と解決に向けた施策を検討。具現化に向けた中期プラン(5年間)に盛り込む。

会議には県庁と県の現地機関から約30人が出席。これまでの検討の経過を確認し、今後の進め方について意見を交わした。会議は冒頭以外を非公開。県水大気環境課によると、長期ビジョンでは10~20年後の諏訪湖の目指す姿を示す。ビジョンの具現化に向けた中期プランは水質保全、生物の多様性、まちづくりなどについて水質、漁獲量、観光客などの目標値を設ける。水質目標には環境基準に追加される「下層DO(下層溶存酸素)」について中期プランで目標値の検討を盛り込む。

会議終了後、取材に応じた中島副知事は「諏訪湖の水質自体は良くなっているが、昨年のワカサギの大量死など生態系の観点からはまだまだ健全ではない。ビジョンでは生態系保全を明確に位置付けて対策を強化する。県民にとっての身近な視点を取り入れ、諏訪湖に対する関心が高まるビジョンにしていきたい」と語った。

今後はアンケートや地域懇談会などで把握した住民意見を踏まえ、三つの観点ごとのワーキンググループがそれぞれの課題、対策についての原案を作成する。全体のビジョンは県諏訪地域振興局が主体となり、来年3月に策定する。

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