被害防止へ 岡谷署・劇団「野うさぎ」結団式

LINEで送る
Pocket

還付金詐欺を題材にしたシナリオで寸劇の練習に取り組む劇団「野うさぎ」のメンバー=岡谷署

高齢者の特殊詐欺被害や交通事故を防ごう―。岡谷署で15日、若手署員を中心につくる啓発劇団「野うさぎ」の結団式があった。今年度は37人で構成。昨年は管内で特殊詐欺の被害が多発しており、最も多かった還付金詐欺の手口を広めるシナリオを新たに作り、お年寄りに注意を呼び掛ける。

同劇団は2014年から特殊詐欺を防ぐ寸劇に取り組んでおり、自作のシナリオは4本目。結団式には団員ら約20人が出席した。浅川博章署長は「市民への思いを胸に、犯罪抑止や防止に向けて一人ひとり頑張ってほしい」と訓示。団員を代表して大日方瑞穂巡査(24)が「目で見て、耳で聞いて、伝わりやすく理解しやすい寸劇で、被害や事故を未然に防ぎたい」と決意を表明した。

結団式に続き、団員はかつらやサングラスを身に着け、台本を広げて練習した。高齢者夫婦に「医療費の還付金がある」と電話があり、現金自動預払機(ATM)で金を振り込んでしまうストーリー。実際に市民が被害に遭いそうになった事例を取り入れた。このほか、高齢ドライバーの交通事故に焦点を当てた寸劇も併せて行う。

昨年度の公演回数は22回。大木朝子団長(43)は「さまざまな特殊詐欺の手口をタイムリーに発信し、(防止対策を)さらに浸透させたい」と意気込みを語った。

当面の活動は、19日に中屋地区高齢者昼食会、24日に市高齢者クラブ連合会定期総会で行う。

同署によると、市内で今年発生した特殊詐欺被害は3件(14日現在)で、内訳はオレオレ詐欺が2件、架空請求が1件。被害総額は45万6000円で、前年同期の約2950万円を大きく下回っている。

おすすめ情報

PAGE TOP