駒ケ根らしさ表現 駒ケ根駅前広場の設計案示す

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駒ケ根市のJR飯田線駒ケ根駅前広場整備計画で、市は工事発注に向けた実施設計をまとめ、17、18の両日夜に開いた市民向けの説明会で示した。山と木をイメージした落ち着きのある色を基調としたデザインで、駅舎前には市の木のアカマツを使い、利用者を風雨から守る大型シェルター(通路の屋根)を約80メートルにわたって設置。市は「駒ケ根らしさと来訪者へのもてなしを表現し、山岳観光都市としての魅力を高める」としており、2019年度中の完成を目指す。

駅前広場は1984年の駅前再開発事業により整備。当初は飯田線の利用者が多く、路線バスやタクシーの乗降のみを想定していたが、時代とともに利用状況が変化し、現在は家族を送迎する一般車両と公共交通が混在している。安全性や利便性、魅力の向上などが課題となっていた。

市では2014年策定の「都市計画マスタープラン」で駅前広場を中心市街地拠点に位置付け、交通結節点としての機能を見直し、再構築する方針を決定。時代に合った広場に改修するためにアンケート調査を行い、15年度に整備計画の策定と市民からの意見公募、16年度に実施設計を行った。

設計案では駅舎南側交差点の形状を変更して交通の円滑化を図り、ロータリーには一般車の乗降場を新設。市の玄関口としての魅力向上を目指して駅舎前に大型シェルターを設置するほか、観光客の利便性にも配慮して案内看板を設ける。駅前ビル側の道路にはデマンド型乗合タクシーと標章車の停車スペースを確保し、将来的には高速バスの乗降も想定している。事業費は約3億5000万円に上る見通しで、このうち半額は国からの補助を見込んでいる。

説明会では市都市計画課の職員が計画策定の経過や設計内容を説明。初日の参加者は2人だけだったが、「にぎわいをつくる施策をまずやるべき」「目的、目標がはっきりしない」と整備の必然性を問う意見もあった。

市では中心市街地の再生を目指す市民有志らのプロジェクト「こまがねテラス」と連携し、駅前広場からの情報発信や周辺の活性化も図る考え。地元や団体向けの説明会を開いた上で設計案に修正を加え、来年夏ごろの着工を目指している。

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