ゲーム感覚で物忘れチェック 岡谷市出前講座

LINEで送る
Pocket

タブレット端末で物忘れをチェックする参加者

岡谷市は今年度、認知症に関する取り組みの一環で、物忘れの度合いを判定するプログラムを搭載したタブレット端末を活用した出前講座を新たに設けた。画面を指で押すだけのタッチパネル方式でゲーム感覚で取り組め、高齢者でも簡単に操作できるのが特徴。市介護福祉課は「認知症の早期発見につながれば」と期待している。

ヘッドホンを装着し、音声を聞きながら、三つの言葉を聞いて覚え、画面の中の九つの言葉の中から選んだり、「今年は平成何年でしょう」「今日は何曜日でしょう」という質問に答えたりする。ある図形を違う角度から見たものを選ぶ問題もある。3~5分で終了する。

今聞いたことを覚えているかという「言葉の即時再認」や、少し前に聞いたことを覚えているかという「言葉の遅延認識」、「日時の見当識」などを点数化し、物忘れの度合いを判定。結果はその場で印刷される。

市はタブレット端末を昨年度に3台購入し、各種催しで使ってきたが、さらに活用を進めようと、出前講座に取り入れることにした。判定結果が独り歩きしたり、高齢者が判定結果に一喜一憂したりしないよう保健師など専門職が立ち会い、アドバイスをしたり、相談に乗る。

19日は同市中屋区の高齢者昼食会に合わせて、タブレット端末を使った初めての出前講座が開かれた。体験した自営業の男性(68)は「最近、人の顔と名前が一致しなくなってきた」というが、「現時点では物忘れの心配はいりません」との判定に安堵(あんど)の表情を見せていた。

同課の担当者は「認知症を早期発見し、できるだけ長く地域で生活できるよう支援していきたい。関心を持ってもらうきっかけになれば」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP