伸び伸び交流 ちゃんちゃんこが開設1年

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開設1年を迎えたこども食堂「ちゃんちゃんこ」。子どもと大人が協力してお好み焼きを作って食べた

諏訪地域の有志団体「CAPS(キャップス)・すわ」が月1回、諏訪市岡村の地蔵寺で子どもらに食事を提供する「信州こども食堂inすわ『ちゃんちゃんこ』」が開設1年を迎えた。子どもや保護者、スタッフの交流の場として徐々に定着。食事を取るだけでなく、遊びの交流も増えた。20日は1周年を記念し、子ども13人を含む約50人が協力してお好み焼きを作って食べた。

1人で食事を取る「孤食」を防ぎ、伸び伸びできる居場所をつくろうと、諏訪地域では初の試みとして昨年5月に始まった。同市内を中心に子どもは1回平均十数人が参加。NPOホットライン信州(松本市)や、市民に家庭で食べ切れない食品を持ち寄ってもらう「フードドライブ」を行う諏訪市などから食材の提供を受けている。

敷地の広い寺が会場であることが交流に生かされている。昼食前に子どもたちは庭園を走り回ったり、池のコイに餌を与えたり。庫裏では絵を描いた。篠崎知足住職の妹でこども食堂の運営を支援する倫子さんは「自由に自然に触れ合えるし、親子ともに交流ができる。子どもたちの表情が良い」と感じる。

この日はホットプレートを使ってお好み焼きを作った。子どもたちも手伝い、上手に具をひっくり返すと周りの大人たちが「うまい」と褒めた。

母親たちにとっても張り合いになっている。昨年9月から、2人の子どもとほぼ毎月訪れている同市の金子美里さん(30)は、子ども食堂が開かれる土曜は参加するまで親子だけで過ごすことが多かった。「子どもたちはみんなで遊ぶことができるし、(スタッフに)臨床心理士の人がいるので子育ての相談ができる」という。

CAPS・すわの宮原規夫代表(66)=岡谷市=は「子どもたちが顔見知りになり、年齢の違う子どもが自然に遊ぶようになった」と手応えを感じる。参加者がやや固定化されつつあり、「多くの人に周知し、気軽に参加してもらえるようにしたい」と話している。

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