尖石遺跡周辺 外来植物を駆除

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オオハンゴウソウの駆除作業に取り組む参加者たち

茅野市は20日、特定外来生物(植物)オオハンゴンソウの駆除作業を、同市豊平の国史跡「尖石遺跡」周辺で行った。尖石縄文考古館ボランティアや、環境分野の市民活動団体「美サイクル茅野」のメンバー、一般市民ら約20人が参加。縄文時代の景観回復に向けて、繁茂する外来植物を根こそぎ取り除いた。

外来植物に対する市民の意識を高め、駆除活動を全市的に展開するきっかけにしようと初めて企画。同館ボランティアが約5年前から駆除作業に取り組んでいる尖石遺跡周辺を会場に選び、一般にも参加を呼び掛けた。

オオハンゴンソウは北米原産のキク科の多年草。7~10月に開花し、黄色い花を咲かせる。参加者は見分け方や駆除方法に理解を深めた後、農業用水路沿いなどの繁殖地を訪ね、根を含めて15センチ前後に成長した開花前のオオハンゴンソウを抜き取った。ヒレハリソウ(コンフリー)やセイヨウタンポポも取り除き、市指定ごみ袋に入れて処分した。

尖石縄文考古館の小池岳史係長は「国史跡は遺跡の国宝級。オオハンゴンソウは縄文時代になかった植物で、尖石遺跡の保存管理計画書では外来生物の駆除を盛り込んでいる」と説明した。ボランティア代表の大勝弘子さん(56)=同市玉川=は「外来植物の駆除は一斉に行い、続けることが大事。縄文時代のたたずまいをよみがえらせたい」と話していた。

駆除作業は開花結実前(6~8月)が効果的といい、市は7月1日にも市民参加の駆除作業を行う予定だ。

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