青年部米を田植え 伊那商議所青年部事業

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青年部員や移住者らが家族で参加した田植え体験

伊那商工会議所青年部(平澤正貴部長)が食育交流で伊那市の良さを市内外に発信する新規事業が始まった。地元の若手事業者でつくる青年部が、転勤等で同市で暮らすことになった家族、高校生らと協力して「青年部米」を収穫し、地産地消のカレーをつくり上げるまでの通年イベント。最初の取り組みとして、田植え体験を行った。

同市東春近田原で行った田植え体験には約60人が参加。約9アールの田んぼに手植えでコシヒカリの苗を植え付けた。地元の白山社から花畑樹彦宮司を迎えて「御田植祭」を行い、日本の基層文化ともいえる米作りを考える機会にもした。

事業を担当するカレーDE委員会によると、地産地消のカレーの材料には上伊那農業高校(南箕輪村)の生徒が作る野菜のほか、ジビエの利用促進を兼ねて鹿肉などを使う計画。野菜栽培のほか狩猟や解体などの過程も見学しながら、食育に役立てる。太田明良委員長は「食べることは命をいただくことであり、命をつなぐこと。委員会では1年かけて田んぼを作り、米を収穫し、地産地消のカレーをみんなで作り、提供する。その体験の軸になるのが米作り」と話した。

青年部の米作りには農事組合法人田原が協力している。事業では、稲作農家から米作りだけでなく、農村文化や伝統を学んでいく予定だ。

この日の田植え体験後にはバーベキューによる交流会を企画した。同法人事務局長の酒井弘道さん(63)は「春の仕事が終わると『しつけじまい』をやり、ごちそうを食べる。交流会でごちそうが食べられるように一生懸命田植えをしよう」と呼び掛けていた。

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