御柱街道・上社山出し編 2:穴山の大曲がり~木落し坂上

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元綱やてこ衆などの腕が試される難所「穴山の大曲り」。きれいに曲がり切ると観客から拍手が起きる

元綱やてこ衆などの腕が試される難所「穴山の大曲り」。きれいに曲がり切ると観客から拍手が起きる

原村柳沢の交差点を過ぎると、大勢の氏子に曳(ひ)かれた御柱は茅野市穴山の集落に入る。この辺りから道幅が狭まり、御柱から左右に張り出したメドデコが両側から迫る民家の間をすり抜けていく。

しばらくすると「穴山の大曲がり」と呼ばれる山出し1日目最大の難所に突入する。御柱街道は坂道を下ってすぐに右 に大きくカーブし、玉川郵便局を過ぎると 、今度は左方向にほぼ直角に曲がる。ここは元綱衆、追い掛け綱衆、てこ衆らの力が試される場所。木やり衆の声を受けて、曳き子も含めた全員の気持ちを一つにして乗り越えていく。沿道の民家の2階や屋根では大勢の観客が声援を送る。

カエデの紅葉で有名な長円寺を過ぎると道幅が広がり、菊沢を経て、子之神の集落に入る。右手に寝神社、左手に小さな丘が見えてくる。「注連掛(しめかけ)」と呼ばれ、丘の上に「上社御柱御旅所」と刻まれた石柱が建つ。

かつては「本宮一」がここで止まると、後ろに続く7本の柱も止まり一泊した場所。「寝之神」が転じて「子之神」になったともいわれる。子之神区は街道の左右の大木に大しめ縄や御神燈を飾り御柱を出迎える。ここでお清めを受け、先頭の本宮一は長峰を抜けて初日に木落し上まで曳き付ける。

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