2017年05月23日付

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「御柱祭が終わって、今年の諏訪のトピックスは何ですか」。先日、県外の知人からこのように聞かれて、一瞬返答に窮してしまった。あまりにも大きな存在感を持つ御柱祭に匹敵するイベントは見当たらない▼7月から、大型誘客宣伝事業「信州デスティネーション(目的地)キャンペーン」が始まる。いかに多くの観光客を信州に呼び込むかだ。実行委は、臨時列車などを有効活用し、多彩なイベントと連動しながら信州の魅力をPRするという▼今、JRを利用した場合、諏訪地方と松本地方は首都圏から最も時間を要する一帯だ。所要時間は、北陸新幹線が整備された東北信地方の都市とは比べるまでもない。近い将来、リニア中央新幹線が開業する南信州も中京圏や首都圏が近くなる▼信州DC期間中にJRが運行する臨時列車で、気になることがあった。増発は、首都圏や中京圏と県内各地とを結ぶ列車が目立つ。南北の都市を結ぶ視点はあまりないようである。現在、長野と諏訪、上伊那を直結する列車は1日数本程度。乗り換え駅でのアクセスなど、便利とは言えない状況だ▼信州入りした多くの観光客を県内各地に誘導し、長期滞在を促したい。そのためには、都市間の移動がスムーズになることを期待したい。列車の運行状況が改善され、生活の利便性が向上すれば、県民一人ひとりが信州の魅力を一層発信してくれるのではないだろうか。

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