上伊那地方3連続真夏日 熱中症危険レベル

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よく晴れて夏のような高温が続く上伊那地方で熱中症の患者が出始めている。県伊那保健福祉事務所は「5月だが外気温は熱中症の危険レベルになっている」と警告。「この時期はまだ体が暑さに慣れておらず注意が必要」として、小まめに水分や休憩を取るよう呼び掛けるほか、屋外での作業や用事をなるべく朝のうちに済ませる「朝活」を推奨している。

伊那では22日まで3日連続で日最高気温30度以上の真夏日を観測。辰野では21日に5月の観測史上最高となる32.6度を記録した。長野地方気象台によると、この先の気温も平年並みか高めになる見通しだという。

伊那市では20日午後、ソフトボールを観戦していた高齢者が熱中症の疑いで救急搬送されたほか、大型連休中の5日にも上伊那で1件の搬送があった。上伊那広域消防本部によると、搬送件数は梅雨明け直後から急増するが、過去2年の統計をみると5月も9件に上る。

特に注意が必要なのは、高齢者と地面からの反射熱を受けやすい幼児だ。「高齢者は喉の乾きを感じにくい」と同事務所。1時間に1回などと目安を決め、意識的に水分を補給するよう呼び掛ける。小さな子を持つ親には「ベビーカーで散歩する際も小まめに観察して」と求める。

蒸し暑くなると熱中症への警戒心が強まるが、初夏の信州はさわやかというイメージもあり、予防意識が醸成されてこない面がある。

広域消防本部は「昨年の搬送件数のうち、約半数は屋内での発症だった」と室内熱中症に対しても注意喚起。同事務所は「エアコンや扇風機を活用して家の中でも熱中症対策を」と求め、「日中は図書館などの施設、親水空間や木陰がある公園を上手に利用してほしい」と話している。

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