諏訪湖実験場 ヤマトシジミ放流

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諏訪市湖岸通りの第2実験場でヤマトシジミが入ったかごを沈める県水産試験場諏訪支場の関係者

県水産試験場諏訪支場は23日、県諏訪建設事務所が諏訪市の諏訪赤十字病院(湖岸通り5)前の沖に整備したシジミの生育環境を整えるための人工砂地(第2実験場)に試験用のヤマトシジミを放流した。殻長1・4センチ、重さ1グラムのシジミ160個をビニールポットに1個ずつ入れ、縦30センチ、横40センチのかごに詰めて4地点に沈めた。同市渋崎沖でも80個体を2地点に設置し、計6地点に240個を放流。7、9、11月に引き上げて、生育状況や生残率を調べる。

第2実験場は4月に完成。湖岸の幅135メートル、沖合100メートルで面積は1万3500平方メートル。2015年度に同市渋崎沖に整備した第1実験場(2500平方メートル)の5・4倍に相当する。第2実験場では昨年、先行して整備された区域で1カ月ほど生育環境を調べたが、放流期間が短かったため明確な差はなく、今年の実験が実質的には初めてとなる。第1実験場では3年目で、砂地と泥地では、砂地の方が生育状況が良かった。

第2実験場では、岸から25メートル、50メートル、75メートル沖(いずれも水深は約1メートル)と人工砂地のエリア外で泥地となっている135メートル沖(水深約2メートル)の地点に設置した。伝田郁夫市場長ら2人が作業に当たった。放流したヤマトシジミは島根県宍道湖(汽水湖)産で2週間ほど同支場で淡水に慣らした。かごを網状のふたを覆い、地点ごとで沈めていた。渋崎沖の第1実験場でも砂地と泥地に1カ所ずつ沈めた。

伝田支場長は「第1実験場の生残率は砂地、泥地ともに約8割で違いはなかったが、成長に違いが出た。広い実験場でより多くのシジミを使った実験を行い、精度の高い実験結果を得たい」と話している。

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