2017年05月25日付

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その立場になって初めて分かることがある。ドライバーからはこんな風に見えていたのか。車を運転するようになって実感した自転車の危なっかしさである▼車のすぐ脇をすり抜けたり、歩行者を避けて歩道から出たり入ったり。路肩を走る自転車も見られるが、石やごみが落ちていることがあるし、でこぼこもある。大きな荷物を積んでいる場合も多い。なんとも不安定に見えるけれど、乗っている本人はそれほど危険とは感じていないようだ▼車のドライバーからすれば急に車道にはみ出してきたり、転んだりしないかと目が離せない。もっとも自分だって自転車に乗っていた頃はどうだったか。必ずしも交通ルールを守る意識が高かったとは言えず、恥ずかしい思いになる▼岡谷市で先週、自転車に乗った高校生の交通事故が相次いだ。原因は調査中だが、ともに信号機のない交差点で出合い頭に車と衝突したとみられている。けがをした高校生の一日も早い回復を願うとともに、こうした事故が起きないよう再発防止の徹底が求められる▼自転車は車両の仲間(軽車両)であり、自動車と同じように守るべきルールがたくさんある。信号機や標識に従うこと、飲酒運転や乗車中の携帯電話の禁止等々―。しかし、どれほどの人が”車”という認識を持って乗っているか。特に自転車に乗る機会が多い若者や子どもたちには粘り強く教えていく必要がある。

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