理科実験中に体調不良 中学生12人搬送

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体調不良の生徒を搬送する救急車=25日午後3時25分

25日午後2時30分ごろ、岡谷市の岡谷南部中学校から「理科の実験中に生徒が煙を吸い込んで具合が悪くなった」と119番通報があった。2年生12人がせき込むなどの体調不良を訴え、岡谷、諏訪市内の病院に救急搬送された。いずれも症状は軽いという。

市教育委員会や学校によると、授業は2年1組の生徒36人が参加。理科室で4人ずつの9班に分かれ、硫化鉄を作る実験をしていた。鉄と硫黄の粉末を混ぜ合わせて、筒状にしたアルミホイルの中に密封してからガスバーナーで加熱していたところ、30分後の午後2時ごろに班の一つから煙が発生。直後に4人がせき込み、症状が治まらないことから救急車で搬送された。その後も同じ症状の生徒が相次ぎ、計12人が運ばれた。

硫化鉄の生成は教科書にも載っている基本的な実験。理科を専門とする男性教諭(29)の指導の下、加熱の際には窓を開けて行っており、原因は不明という。岡谷署で原因を調べている。

小松亨校長(54)は同日夜、市役所で開いた記者会見で「近隣の中学校でも実験中の事故があったばかりで、教員に注意喚起をしていた。体調不良を起こした生徒には申し訳ない」と頭を下げた。今後は実験に関する注意事項の確認を徹底し、再発防止に努める考えを強調した。

搬送された生徒の容体は落ち着いており、経過を見るためにこの日は入院させた。他の生徒や保護者に対しては、学校からメールを通じて事故の経過を伝え、体調不良の場合は申し出るよう通知した。

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