ワカサギの資源回復に重点 諏訪湖漁協

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諏訪湖漁業協同組合は26日、総代会を諏訪湖漁業センターで開いた。2016年度は収入の柱となっているワカサギの採卵事業が、昨年7月の大量死より前に行われて好調に推移したため、前年比2835万円増の3704万円を売り上げた。大量死の影響で釣り券販売などが落ち込んだが、701万円の純利益を確保した。今年度はワカサギ採卵ができず、大幅な収入減が見込まれる中で資源回復に取り組むため、増殖基金積立金の取り崩しが承認された。

昨年度のワカサギ採卵は同年2~5月に行われ、受精卵換算で26億7355万粒を確保。生産販売では15億5000万粒を出荷した。漁獲高は13・3トンでこのうちワカサギは11・5トン。今年度は資源回復に重点に置き、漁場環境の改善に向けて湖底貧酸素対策や魚の生息環境づくり、ヒシ除去を県などと連携して取り組む。ワカサギの資源回復に向けて受精卵で6億粒の放流を目指し、卵の確保に力を入れる。ワカサギを捕食するカワアイサやカワウの追い払い、外来魚の駆除にも励む。

今年度予算ではワカサギ卵の販売事業で売上の計上を見送ったことから、収入は前年度決算比で3719万円減の4785万円とした。しかし、資源回復に向けた各種事業展開に支障が出る可能性があることから、昨年度決算で4115万円を積み立てた増殖基金積立金の一部を取り崩して対応する方針。総代会では、取り崩し額について理事会に一任することも承認した。

2016年度組合長の藤森貫治さんは「昨年度はワカサギの採卵がとても好調で、過去最高益となることも見込まれたが、昨年7月の大量死で状況は一変し、今年度はワカサギ卵の売上がない。相当に厳しい状況になると言わざるを得ない」と語った。

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