綱打ツアー「感動」発信 おんばしら館よいさ

LINEで送る
Pocket

曵き綱を新調した模擬おんばしらに乗る観光客

下諏訪町は27日、観光客に御柱の綱打ちの作業を体験してもらう「模擬おんばしら綱打ち体験ツアー」を、諏訪大社下社春宮近くの観光施設「おんばしら館よいさ」で開いた。埼玉県、福井県、長野市など県内外から24人が参加。下諏訪町第一区の住民約80人とともに、長さ約17メートル70センチ、直径25センチの曳き綱を製作。同館屋外にある模擬おんばしらに取り付けるまでを体験してもらい、御柱祭や町の魅力を発信した。

模擬おんばしらの古くなった綱の付け替えに合わせて企画したツアー。綱打ちでは、玉縄108本を3回に分けてより合わせて曳き綱を作った。観光客は3回目のより合わせ作業に参加。全員で綱を支え、「よいさ」の掛け声で周囲65センチの太い曳き綱へとまとめ上げた。完成した綱は半分にして、さっそく模擬おんばしらに取り付け。観光客は受け継がれる伝統の技に感心し、盛んにスマートフォンやカメラを向けていた。

埼玉県志木市のデザイナー、渋川紗千代さん(34)は「今まで御柱祭を知らなかったけれど、ツアーに参加して古代にさかのぼる歴史や、祭りに携わる人の強い仲間意識を知り、とても感動した。本物の大祭も見たいです」。長野市の県職員、金井友美さん(23)も「御柱祭に行ったことがなく、携わりたいと思っていた。綱打ちをする一員として参加できて、とてもうれしいです」と話していた。

ツアーではこのほか、同館の見学や、春宮、万治の石仏へのまち歩きも組み合わせた。町、町観光協会では「参加者に喜んでもらえて良かった。地元の皆さんも御柱に関わる技術を継承したり、楽しんでもらえるイベントになったのでは」と手応えを語り、「今後も内容を検討しながらツアーを続けたい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP