2017年05月29日付

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長野県民が1人1日当たりに出すごみ(一般廃棄物)の量が、都道府県別で全国最少だったそうだ。2015年度が836グラムで、前年度に続いて2年連続の日本一。住民の生活環境への関心の高さを示している。誇っていい▼住民一人ひとりの減量化意識に基づく取り組みの成果なのだろう。県資源循環推進課は、各市町村の分別徹底による心理的な抑止効果やごみ袋の有料化、記名などを具体的な要因として挙げ、今年度はさらに「排出量800グラム以下」を目標に掲げる▼日常で減量化に貢献できることとしてまず思い浮かぶのが、可燃ごみの3~4割を占めるとされる生ごみの処理だろうか。食べ残しを減らすよう食事は食べられる分だけ用意する。野菜などは芯や茎もできるだけ食材として使い切る。ごみで出す場合も水を切れば、だいぶ違う▼自宅で堆肥化すれば、削減効果が最も大きい。15年度ごみ排出量が326グラムで、県内最少だった南牧村は、生ごみを可燃ごみから除外し、100%家庭処理を促している。広大な土地を持つ農村地帯ならではで、なかなかまねできないが、生ごみを完結処理しようとする姿勢は見習える▼ちりも積もれば山となる、と言う。逆に言えば、一人ひとりがわずかずつごみを減らせば、山もなくなる。どんな取り組みも長続きしないと意味がない。無理せず、できる範囲で出すごみを減らし続けてこそ、減量化が進む。

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