考古学中心に学習拠点 諏訪市博物館に設置へ

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諏訪市は、市博物館内の研究室などを改修し、考古学を柱に歴史を学習する拠点を設ける方針を決めた。諏訪市出身の考古学者藤森栄一氏(1911~73年)と、岡谷市出身で藤森と師弟関係だった考古学者で元明大学長の戸沢充則氏(1932~2012年)の研究資料のほか、地域の歴史に関する資料や書籍を置き、「自主的な学びを支援する場」(市教育委員会生涯学習課)にする。両氏の図書資料をデータベース化し、検索できるシステムも構築する。来年4月の開設を目指す。

現在学芸員が使っている同館1階の研究室と補修工作室を改修し、本棚や学習用のテーブルを置く計画。博物館に収蔵する藤森氏の研究資料や、今後関係者から寄贈してもらう戸沢氏の研究資料などを展示する。2人の直筆ノートなども並べる予定だ。2人から教えを受けた人を専門スタッフとして常駐する方向で検討する。

考古学の図書資料のデータベース化では市博物館のホームページにリンクを設け、一覧を検索できるようにする。

同課は「全国の考古学の研究者や地元の子どもたちのふるさと学習の拠点になれば。生の資料を手に取ってもらえるようにしたい」。博物館は10月末まで開館し、その後、改修工事のため来年春まで休館する予定。空調設備の改修も併せて行う。

市は市議会6月定例会に改修工事費や空調設備改修費、図書資料検索システム構築委託料など約8600万円を計上した一般会計補正予算案を提出する。うち3432万円は内閣府の地方創生推進交付金と拠点整備交付金を活用。昨年11月に戸沢氏の遺族から市に寄付された5000万円のうちの一部も活用する考え。

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