駒ケ根伊南シルバー人材 受注額4年連続増

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駒ケ根伊南シルバー人材センターの昨年度の受注契約額は4億1237万円で前年度より1.0%増え、4年連続で前年度を上回った。社会の少子高齢化を背景に、近年は高齢者世帯を中心に一般家庭からの受注件数が増加傾向。シルバー人材センターには地域を支える担い手としての期待が高まっており、今後も家庭向けのサービス拡充など一層の活動領域の拡大や会員増加を図っていく。

昨年度の契約実績は、厚生労働省の「適正就業ガイドライン」に沿った一部業務の派遣・就業への切り替えなどに伴い、契約件数は4528件で前年度比16.4%減となったが、派遣・就業を含めた受注額は4億2025万円となり同2.6%の増となった。

中でも一般家庭からの受注は3026件、9420万円余で件数は0.4%、受注額は4.4%増加。加齢により草刈りや庭の手入れ、農作業などに手が回らなくなった高齢者世帯からの依頼が年々増えているといい、7年前と比べると件数は1.3倍、受注額では1.5倍と大幅に伸びている。

少子高齢化の進展を見据え、昨年度は遠方に住む所有者に代わり空き家や空き地を見回る管理事業を追加。厚労省は今後、人手不足が深刻な介護や子育て分野などへの取り組みも期待しており、介護保険法改正に伴い地域で始まる新総合事業の受託の可能性も検討し、今年度策定する第3期中期5カ年計画に盛り込みたい考えだ。

シルバー人材センターは60歳以上の高齢者を会員として登録し、仕事を提供する公益社団法人。定年延長や再雇用などで全国的に会員を減らす団体が多い中、同センターは昨年度も1.4%増やし、700人余が登録する。同センターによると「再雇用などの影響はあるが、生きがいや社会参加を求めて登録する人が多い」という。

会員の男女比はおおよそ6対4。今後は介助や家事支援など生活支援に関する需要が増えることも予想されるため、女性会員の増加策も検討していく。

同センターは「少子高齢化に伴い、シルバー人材センターへの要望は多様化することも予想される。国の方針への対応を進めながら、地域を支えられる態勢づくりを探っていきたい」としている。

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