御柱街道・上社山出し編 3:木落し

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上社御柱祭山出しの大きな見せ場「木落し坂」。桟敷席や公園周辺は人で埋め尽くされ、勇壮な木落しに大歓声が上がる

上社御柱祭山出しの大きな見せ場「木落し坂」。桟敷席や公園周辺は人で埋め尽くされ、勇壮な木落しに大歓声が上がる

上社山出し2日目は、前日に木落し上まで曳(ひ)き付けていた「本宮一」の木落しで幕を開ける。山出しの大きな見せ場で、北を流れる上川右岸を始め、木落し坂の下周辺には有料桟敷席が立ち並ぶ。木落し公園や桟敷席は氏子や観光客で埋め尽くされ、大歓声とともに御柱が坂を下り落ちる。

木落しは華やかな一面、危険と隣り合わせの難所でもある。2008年、茅野市が一帯を公園として整備し、改修前と比べて全体面積、斜面とも2倍近くに拡大。木落し用の大きなメドデコに付け替える地区もあり、木落し前には木やり師やラッパ衆などが盛り上げる。左右のメドデコに氏子を鈴なりに乗せたまま、まるで羽を広げたような御柱は平均斜度26度、長さ32メートル、高低差16メートルの坂を一気に下る。

木落しは2日目に5本、3日目に3本の予定だ。4月3日午前9時に本宮一が先陣を切り、続いて前宮一、本宮二、前宮二、本宮三の順に1時間おきに坂を下る。3日目の4月4日は午前9時に前宮三から木落しが再開し、本宮四、前宮四が1時間おきに続く。

木落し坂を無事に下った御柱は、JR中央東線のガード下の高さ約2メートル、幅約2・5メートルのトンネルへと進む。メドデコをいったん取り外して柱ぎりぎりのスペースをくぐり抜けると両側から桟敷席が迫るように出迎える。御柱は細い路地を抜け、国道20号を目指す。

上社御柱祭山出しの大きな見せ場「木落し坂」。桟敷席や公園周辺は人で埋め尽くされ、勇壮な木落しに大歓声が上がる

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