安達原さん仏画展 富士見高原のミュージアム

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展示されている釈迦金棺出現図

富士見町教育委員会は、仏画師、安達原玄さん=山梨県北杜市=が描いた仏画を展示した「祈り仏画展」を町高原のミュージアムで開いている。安達原さんは一昨年86歳で亡くなるまで40年余り仏画を描き続け、仏を描く「写仏」も一般に広めた。展示では安達原さんの歩みや思いも紹介している。7月23日まで。

安達原さんは主婦だった30代の頃、京都で見た曼荼羅の「崇高な精神と人間の素晴らしさ」に衝撃を受け、仏画を描き始めた。その後、国内外で仏画展も開催。北杜市高根町に安達原玄仏画美術館を開館した。

安達原さんが描いた下図を写し書いて色を塗る方法で写仏の普及にも尽力。生前、「一人でも多くの人が自分の心の底にある慈悲や優しさに気付き、自らの生き方に向き合う幸せを写仏で感じてほしい。心が乱れ、方向性を見失っている時代だからこそ優しい笑みを願っている」と語っていたという。

会場には極彩色の釈迦涅槃図や孔雀明王、愛染明王、地蔵菩薩、普賢菩薩などの仏画約25点を展示。釈迦金棺出現図は横3・4メートル、縦2・8メートルある。安達原さんの長男夫人で同ミュージアムの安達原千雪館長は「一人の主婦が仏画を描き、まい進し続けた軌跡の一端を見てもらえればうれしい」と話している。

6月18日には写仏体験、安達原館長のギャラリートーク、7月16日には石で仏を作るワークショップも開く。

安達原館長らを講師に同町御射山神戸の瑞雲寺が開く写仏教室の生徒作品展も、コミュニティ・プラザロビーで開いている。

開館時間は午前9時30分~午後5時。月曜休館。入館料一般300円、小中学生150円(諏訪地域在住無料)。問い合わせは同ミュージアム(電話0266・62・7930)へ。

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