飯島で「キッズファーム」始動

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畑づくりに汗を流す児童ら

飯島町の若手農業者でつくる「BTW」(座光寺正和代表)は、町内の小学生が継続的に農業を体験する「いいじまキッズファーム」を始動させた。飯島、七久保両小学校の計22人が登録。初回となった4日は「馬耕」による畑作りをはじめ、野菜や花の苗植えに汗を流した。

同団体によると、町内で農業に従事する約600人のうち、45歳以下の若手は1割にも満たない40人以下。「10年後、20年後の農地を誰が守るのか」と危機感を強め、将来の担い手育成に乗り出した。

一度限りの体験ではなく、農業の全体像を知ってもらおうと、12月まで15回程度の開催を予定。計画では、町内3カ所、約30アールの農場を活用し、落花生やサツマイモ、サトウキビなどの野菜をはじめ、町などが産地復活に取り組む特産品のシンテッポウユリなどの花の栽培、牛の世話にも挑戦する。農作物は種や苗の植え付けから管理、収穫まで一連の作業を体験し、直売所での販売も行いたい考えだ。活動には県地域発元気づくり支援金を活用する。

この日は町成人大学センターで開校式を行った後、近くの畑へ。伊那市高遠町の「うまや七福」(横山晴樹代表)が飼育するオーストリア原産種の農耕馬「ビンゴ」とともに馬耕で畑を耕してサツマイモの苗を植えたほか、鍬などを手に畝を起こし、落花生なども植え付け。午後はシンテッポウユリも定植した。

そろいの黄色いツナギに身を包んだ児童らは、張り切って作業に挑戦。根気のいる畝起こしでは「もう疲れた」と弱音ももれたが、メンバーから「うまくできているよ。もう少し頑張れ」などの励ましを受けながら一心に作業を進めた。

七久保小4年の金山愛音さん(9)は慣れない農作業に「面白いけれど意外と大変。収穫を楽しみに頑張りたい」と笑顔。座光寺代表は「苦労するからこその達成感を味わってもらい、1人でも多くの子どもが農業に関心を持ってくれれば」と期待を寄せていた。

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