バングラデシュに小学校を 駒ケ根にNPO

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10日のチャリティーコンサートに向け、打ち合わせをするバングラハートの関係者

学校に通えないバングラデシュの子どもたちを支援する「天使のスマイルプロジェクト」の推進組織として、駒ケ根市の有志らがNPO法人「バングラハート」を設立した。同プロジェクトでは県内外からの寄付や支援により2015年1月、同国のダンモルカ村に無償で通える小学校を開設。約30人の児童が学んでいるが、将来的には寄付に頼らず、学校を自力運営する体制の構築を目指しており、持続可能な支援に向け、組織の拡大と強化を図る。

同プロジェクトは国際協力機構(JICA)青年海外協力隊員として1985年から3年間、バングラデシュに赴任した小笠原一博さん(61)=同市小町屋=が中心となり、2013年にスタート。貧しくて学ぶことができない子どもたちのための学校建設を目指して寄付を募り、15年1月には給食の出る無償の学校が開校している。

同法人は学校建設などを支えてきた有志らがメンバーとなり4月に発足。草の根的な活動の輪を 広げ、支援や協力を広く呼び 掛けるための組織強化と、相互の民間交流を深める狙いがあり、代表理事には小笠原さんが就任した。

持続可能な学校運営に向けては、収益の一部を運営費に充てるための会社を現地に設立。特産品などを生かした製品を日本をはじめ世界に販売していく方針で、メンバーらが商品開発やマーケティングを支援していく。

4月中旬から1カ月半、同国を訪れた小笠原さんは、昨年7月に首都ダッカで発生したテロの影響で「街中で外国人に全く出会わない状況。公的な支援にも影響が出ているようだ」と指摘。今後の活動では、経済的な支援だけでなく「民際交流の中で互いに理解し合い、幸せな世界を一緒につくり上げていきたい」と意欲を示している。

支援の一環で10日に演奏会

プロジェクトの一環として、バングラハートは10日午後2時から「笛とハープのコンサート」を同市下平の農村環境改善センター・一心館で開く。入場料は前売り1000円、当日1200円、小中学生は前売り・当日とも500円。会場では小笠原さんによる報告会もある。問い合わせは事務局のアンシャンテ(電話0265・83・1510)へ。

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