2017年06月08日付

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6月は「環境月間」。5月30日の「530(ごみゼロ)の日」とも合わせ、この時期はごみ拾いなど環境に関する話題が増える。取材にうかがう機会も多い▼一見、きれいに見える道路も側溝や植え込みを丹念に見て回ると、空き缶やペットボトル、スナック菓子の袋などが次々見つかる。たばこの吸い殻も目立つ。参加者のごみ袋はみるみるうちにいっぱいになる。以前に比べれば少なくなっているというが、ポイ捨てがなかなかなくならない現実も実感する▼その延長線上と言えるかもしれない。道路から少し外れた茂みなどに大量のごみが捨てられているのを目にする。家電やタイヤ、家具などさまざま。「罪悪感はないのか」と聞いてみたい気持ちになるが、人目につきにくい場所にこっそり捨ててあるところをみると、多少の後ろめたさはあるようだ。当然だろう。不法投棄は犯罪である▼米大統領が地球温暖化対策の国際的な枠組みから離脱を表明し、世界中から懸念の声が上がった。地球規模の環境問題とは同列にできないけれど、自分だけがよければよいという身勝手な考え方はポイ捨て、不法投棄とも重ならないか。もちろん、一部の心ない人の行いだとは思うが▼あらためて言うまでもなく、環境は次代を担う子や孫のものでもある。よりよい形で未来に引き継いでいくことは今を生きる私たちの責務である。そのことを忘れてはなるまい。

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