諏訪市の国保会計 赤字免れる見通し

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諏訪市は8日、2016年度の国民健康保険特別会計決算が赤字を免れる見通しになったと市議会全員協議会で報告した。当初は約2億円の赤字を見込んでいたが、C型肝炎治療の新薬使用が落ち着いたことなどから一般療養給付費の見通しが大きく減少したと説明。最終的には約4000万円の黒字を計上する見込み―とした。

市によると、15年度後半以降、認可されたC型肝炎新薬の使用が急激に増えていたが、16年度後半になってその動きが落ち着いてきたという。同年4月からはこの新薬の価格が3割以上引き下げられ、薬価全体も平均6・47%下がった。これにより、32億5000万円の支出を見込んでいた一般療養給付費の決算は30億500万円を見込んでいる。

国保税の収納率上昇やパート従業員らの社会保険への移行も黒字化の一因とした。

ただ、前年度医療費に係る16年度の国の療養給付費負担金の精算で、約4000万円を国に返還することになっている。国保基金や繰越金は15年度末で底を突いており、国保財政は厳しい状況が続く。市は医療費の増大などを踏まえ、今年度の国保税率を平均約18%引き上げている。

来年度からは県が国保財政の運営主体になり、今秋にも市が県に納める国保事業費給付金の金額が示される予定。市市民課は同給付金の金額などを踏まえて来年度の国保税率改定が必要か判断したい、としている。

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