御柱用材調達に感謝 国有林にモミ幼木植樹

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モミの幼木を植樹する自然と地域と人を結ぶ協議会員=辰野町横川の国有林

諏訪大社上社の大総代経験者や関係する4市町村などでつくる「自然と地域と人を結ぶ協議会」(清水敏弘会長)は9日、昨年の上社御柱祭の御用材を調達した上伊那郡辰野町横川の国有林でモミの幼木を植樹した。会員ら約50人が参加。御用材を育んだ森に感謝の気持ちを込め、計24本を「本宮一」と「前宮一」の柱の伐採地近くに植えた。同じ区域で昨年植樹したモミの順調な生育を確認し、関係者に安堵の表情が広がった。

この日植えたのは、高さ約2・5メートルの若木4本と約1・5メートルの幼木20本。参加者は持参したクワやショベルで地面を掘り、幼木を置いて周囲に土を寄せた。「将来の御柱の御用材になるかもしれない」、「植えさせていただいたことを誇りに思う」などと口にしながら作業への奉仕を喜んでいた。

昨年は7月に約40センチの苗木を植樹。会員たちは順調な生育を期待しながら、現場を目指し、順調に育つ様子を見て「良かった。良かった。これからも元気で育てよ」と声を掛けていた。

植樹後、清水会長(71)=原村柏木=は「昨年植えたモミの苗木がしっかり育っており、感無量。きょう植えたモミが立派に育った姿を見ることはないと思うが、子々孫々のためにしっかり育ってほしい。いつの日か御用材にという夢を託したい」と語った。

同協議会は2014年9月に発足し、15年3月には同国有林を管轄する南信森林管理署と森林整備をしながら御柱用材を確保する取り組みついて協定を結んだ。

植樹に先立ち、北島和孝諏訪大社宮司は「山を守り、森を育て、木を育み、お分けいただく。自然に感謝し、植樹する木が素性良く育つよう願いを込めて植えてほしい」とあいさつした。

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