平林さん「笹百合時計」 奈良の神社に奉納へ

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奈良市の率川神社に奉納するササユリをモチーフにした「笹百合時計」

諏訪市豊田有賀の時計作家平林隆さん(61)が、ササユリをモチーフにしたオリジナル腕時計「笹百合時計」を製作した。ササユリになんだ例祭「三枝祭」が行われる奈良市の率川神社に16日奉納する。

平林さんは日本の古典に着目した意匠の時計をこれまでも考案。「笹百合時計」は日本固有種のササユリを自宅で栽培したのがきっかけ。ユリを神前に供える例祭が率川神社であることを知り、3回試作を重ねて完成させた。

同神社の祭神が女神のため女性用腕時計にした。外径26ミリ、厚さ8ミリで、ワニ皮バンドが付く。重さは35グラム。機械式手巻きのムーブメント(稼働部)を入れ、ユリのつぼみを切り抜いた透かし文字板で、上下にはユリの花をあしらった。リューズ先端など7カ所にダイヤモンドを使用。外装は18金で、唐草模様の彫金も施した。

2010年に諏訪大社にオリジナル時計を奉納して以来、各地の神社に奉納し6作品目になる。販売はしないが、売値だと80万~100万円相当になりそうという。「日本独日の美で世界と戦える時計を」をモットーにする平林さんは「『笹百合時計』はデザインが狙い通りで、造りの調和もいい。世界に立ち向かえる時計」と話す。

今後、文字盤などが異なる「笹百合時計」の姉妹品3点を販売、11月には名古屋市の熱田神宮に7作目を奉納予定という。

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