木落し安全に「アンカー」技術学ぶ 下社三地区

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本番を想定し「アンカー」に綱を取り付ける担当の氏子ら

本番を想定し「アンカー」に綱を取り付ける担当の氏子ら

諏訪大社御柱祭に向け、下社三地区連絡会議(土田忠会長)は27日、最大の見せ場となる木落しの安全対策を図るため、木落し坂で御柱をしっかり固定するための講習会を下諏訪町の現地で行った。岡谷市内と諏訪市上諏訪地区が担当する計6本の御柱の曳行関係者ら約250人が参加し、技術を確認した。

木落しでは御柱に取り付けた追い掛け綱を「アンカー」と呼ばれるステンレス製のポールにつないで柱を固定する。セレモニーや氏子の安全確認などを行った後、綱を斧で切断すると、御柱が坂を一気に下る。綱のくくりつけとポールの設置はこれまで業者が奉仕してきたが、今回は各御柱の担当地区が行う。講習会は昨年10月に続いて2回目。

講習は上諏訪が担当する「秋宮二」から始まり、岡谷市湊の「春宮四」まで20分間隔で実施。「アンカー」の取り出し方、綱の巻きつけ方などを確認した。大型トラックを御柱に見立て、綱とワイヤでしっかりと固定する一連の作業を実践し、責任者から奉仕者への指示系統などの課題を再確認していた。

岡谷市は市御柱祭典委員会が安全を確保するための「木落坂作業マニュアル」を作成。これまでの練習の成果もみられ、この日の講習では、作業がスムーズだった。宮坂雅司同委員長(72)=岡谷市赤羽=は「マニュアルの成果もあり、担当の皆さんが手際よく作業を進めていた。初めてのことで心配はあるが、アンカーの作業はおおむね良くできている」と語った。

前回の奉仕業者「丸西クレーン」の社長で、この日行った6地区すべての作業を見守った西禎康さん(70)=下諏訪町星が丘=は「各柱とも前回より手際がいい。自分自身と周囲の人間の安全をしっかりと守ってもらいたい」と話していた。

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