駒ケ根へ台湾から誘客 事業者向けツアー

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繭玉を使った繭クラフト作りに集中する台湾の一行

駒ケ根市は、12日まで台湾の旅行会社を招いて市内の観光スポットを案内する「台湾ファムトリップ」(事業者向けツアー)を行っている。旅行社10社の計13人が参加。10日には市職員が駒ケ根シルクミュージアムや古刹光前寺などの観光地を案内し、各社が企画する日本ツアーの目的地に駒ケ根を選んでもらえるよう働き掛けた。

同ツアーは、中央アルプスの大自然や駒ケ根の魅力をPRし、台湾からの観光客を増やす目的で、市としては初の試み。台湾では日本への旅行が人気で、最近は特に登山やマラソン、自転車レースなどへの参加がブームになっている。今回は中アの山岳地帯を走る「第1回中央アルプス・ヒルクライム大会」(10、11日)があり、開催に合わせて関係者を招いた。

一行は中部国際空港(愛知県)から駒ケ根入り。同ミュージアムでは養蚕の歴史や絹糸の製造工程などを見学し、繭玉から作る繭クラフトも実際に体験した。参加した20代の女性は同館で飼育する蚕を触り、「虫が吐く糸がきれいなシルクになるなんて不思議」と興味を示した。

台北市の旅行代理店に勤めるキョ・ユーロンさん(37)は「駒ケ根には台湾人が好む高山やマラソン大会もあり、今後のツアーの目的地としてプランを立ててみたい」と意欲を示した。駒ケ根市観光推進課の赤羽知道課長(51)は「台湾には親日家の方が多く、例えば駒ケ根に工場がある養命酒は台湾でも非常に親しまれていると聞く。魅力をしっかりと伝え、多くの方が駒ケ根を訪れていただけるよう努めたい」と話した。

駒ケ根市は近年、台湾からの誘客を推進。今年1月には杉本幸治市長が同国台中市を公式訪問し、航空機の就航や、両市間の経済交流、教育旅行、物産展開催などの内容を話し合った。一行は11日、標高約2600メートルの中ア千畳敷カールも視察する。

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