伊那市公共バス・タクシー 利用者10万人割れ

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伊那市地域公共交通会議と同協議会は12日、合同会議を市役所で開いた。同協議会が市内で運行するバスや乗合タクシー計13路線の利用状況を報告。昨年度の利用者は9万4908人で、前年度に比べて2732人(2・8%)減少した。減少に歯止めがかからない状況で、2年連続の10万人割れ。一方で住民協力でイベントを実施し、地域外からの利用客誘致を図った「新山・桜井・貝沼線」は乗客が33・3%増加。2011年度の水準に回復した。

「新山・桜井、貝沼線」の昨年度の利用者数は1082人で前年度に比べ270人増加。1便当たりの乗客数は5・52人で5年ぶりに5人台となった。住民組織「路線を守り育てる会」が企画した、バス利用によるハッチョウトンボ見学ツアー、キノコ狩りツアーなどの客数がそのまま反映された格好となった。

合同会議では「この取り組みをほかの路線でも参考にすべき」といった声とともに、「地元住民が利用する方策も検討していくことが必要」との意見が出された。

昨年度、13路線のうち利用者が伸びたのは「市街地循環バス(イーナちゃんバス)」、「若宮・美原・手良・福島循環バス」など6路線。お手軽乗合タクシーの「市街地北部」は10人増の30人だったが、この路線については利用者が少ないことから廃止も視野に検討する。

利用客が減少した7路線では「長谷循環バス」が19・5%減の9515人、「藤沢線」が16・5%減の6316人、お手軽乗合タクシーの「西箕輪地区」は39・4%減の145人、同じく「西春近地区」は16・7%減の376人と下降が目立った。

同協議会は今年度、バス乗り放題デーを昨年度の3回から6回に倍増。藤沢線などで「守り育てる会」の発足に取り組む。長谷循環バスなどで使用する車両2台をバリアフリー対応で更新する。

会議では「潜在需要はあると思われるので、もっとバスや乗合タクシーの利用法を周知していくべき」などの意見が挙がった。

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