2017年06月14日付

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子供のころ、心がうきうとした思い出も深い夏休み。休みの始まりを指折り数えて待っていた記憶がある。そんな夏休みだが、政府は休み期間中の混雑緩和と有給休暇の消化促進などを目的に「キッズウィーク」の実施を検討する方針だ。夏休みの一部を地域ごと他の月に振り分ける試みで、賛否両論あるのだが、大人にも心と体をゆっくりと休める長期の休暇は必要なのだろう▼日本は戦後復興から長らく「働きすぎの国民」と言われ続けてきたが、現在は1日8時間労働の場合、公休は最低年間104日確保することが義務化されている。しかし法定公休がいまだ消化できない企業があるのも現実だ▼過去、時間の有効活用や経済活性化などを目的にGHQの命令で1948年から「サマータイム」が導入されたが、残業増加や寝不足を引き起こすなどとして不評を買い、わずか4年で打ち切られた▼最近では鳴り物入りで「プレミアムフライデー」が導入されるなど、国はあの手この手で労働時間短縮を図ろうとするが、職種や労働環境の変化もあり今のところ有効な手立てはないようだ▼年齢を重ねると体を休めることの大切さが身に染みてくる。しかし、いざまとまった休みを取ると何をしてよいか分からず、結局暇を持て余してごろごろしているだけの現実が悲しい。休みを増やすだけでなく充実した時間を過ごす休みの目的を持つことも大切なのだろう。

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